29.左手小指は使うべきか?

マンドリンを弾く皆さん、左手の小指(4指)を使って弾いていますか? 結論から言うと、使うべきでしょう。 そりゃあ、単純に考えても、指3本よりも4本使った方がいいでしょう。 ただし、なんでもかんでも使えば良いというものではありませんね。 4指を使うためには、いろいろと条件があります。 ●楽譜に「4」と書いてある(印刷してある)から4指を使う??? でも4指使わなくても、3指(薬指)でも、ひょっとしたら2指(中指)や1指(人差し指)でも間に合わないですか?

ポジション移動したりして。 ポジション移動が面倒でしたら、4指を使わざるを得ませんが、ちょっとした工夫で弾きやすくなるのになぁ~、

とレッスン中に感じることが少なくないです。 しかし、ハイ・ポジションやポジション移動を知らないと、これも無理もないことなのかも知れません。。。 ●小指を鍛えないといけないから(?)、4指を使う??? 小指は、人様に聴いていただく楽曲の中で鍛えるものではありません。 なんで、一番押さえる力が弱く安定性に欠ける小指を曲の中で無理して使うんでしょうか? 小指は技巧練習(テキストによっては「毎日の練習」なんて書いてあります)の中で鍛えましょう。 ●ダウンアップの連続で音階を弾くときには、弦が変わるときにはダウンで変わるから??? 例えば、ト長調の音階は上りは開放弦、下りは開放弦は使用せず4指を使います。 指番号で記すと、④0123③0123②0123①01234321②4321③4321④43210 となります(囲み数字は弦)。 これは原則として、弦が変わるときはダウンになるようにしているんですね。 学生さんの講習会などでこの理由を質問すると「小指を鍛えるため。」なんて答えられるんですが、 「小指を鍛えるため。」だったら、上りのスケールにも4指を使わないのかしらん? なぜ、弦が変わるときはダウンなのかというと、その方が弾きやすいからなんです。 私も昔はレッスンなどでそのように指導してきました。 しかし最近では、「弦が変わるときはダウン」という原則は説明しますが、必ずしも無理して4指は使わなくてもよいという風に教えています。速ーいパッセージなどは4指を使わず開放弦使った方がアップで弦が変わろうと、楽(らく)ですからね。 原則を理解した上で、4指を使わないのは構わないと思います。 わけもわからず、ただ4指を使うことが正しいという考え方は改めて欲しいものです。


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