52.楽譜の読み方

April 10, 2017

当たり前のことですが、大人になって初めて楽器を始める方、いわゆる大人の初心者には楽譜の読み方がわからない人が

多いです。
子供の頃、授業としての「音楽」の時間はあったけど、部活の経験もなく、幼少期にピアノなどの楽器に縁が無かった人は、

楽譜をどのように読んでいいのかわからない。
生まれつき楽譜が読める人なんていないわけですから、どこかで勉強するわけですが。

というわけで今回は、譜読み(音取り)の基本的な方法について書きます。

①何調か? keyは何?ということです。
明るい曲調の長調で、♯ひとつならト長調(G)、ふたつならニ長調(D)とか。
暗~い感じの短調だったら、♯ひとつならホ短調(Em)、ふたつならロ短調(Bm)とか。

②何拍子か?
曲の始まりは1拍目から始まる強起か? 1拍目以外から始まる弱起か?
これによって予備拍の数え方も変わってきます。
3拍子の予備拍で「さん、し!」なんて、あり得ませんからね(「にぃ、さん」が正解)。
「せ~の~!」で始めたら同じなんですけどね。

③速度は? Largo とか Allegro とか。
以前にも書きましたが、これらはイタリア語で、「遅い」とか「速い」という意味です。
メトロノームで、単純に120以上がAllegro ということではありません。
この数字は、あくまでも目安として理解してください。

④どこをトレモロで弾くのか、わからない。
楽譜にトレモロの指示があれば、そこはトレモロで弾くのですが、楽譜に何も書いてないときも多いですよね。
そんなときは、まず、すべてピッキングで弾いてみましょう。
そこで長い音で「間が持たない」ところはトレモロで弾いてみましょう。

速度にもよるのですが、マンドリン界には「スラー部分をトレモロで弾く」という慣習があります。
ただ、最近ではスラー=必ずしもトレモロとは限らない場合も多々ありますね。

また、スタッカート記号もマンドリンのために書かれた楽譜であれば、本来の「音を切る」という意味ではなく、

単純に「ピッキングで弾く(音は切らない)」ということもありますので、気を付けないといけませんね。

その見極めが難しいかもしれません。

⑤ゴチャゴチャした楽譜は、単位を小さくする。
例えば、4分の4拍子でも、32分音符などが続く楽譜は4分音符ではなく、8分音符あるいは16分音符を1拍として

落ち着いて数えて弾くと解りやすいでしょう。
最終的に、4分音符1拍で数えられたら良いと思います。

⑥シンコペーションはタイを外して読む。
シンコペーションが体に入っていればそれに越したことはありませんが、そうでない場合は、タイを外して弾いてみてください。

その後、タイを付けて本来の形で弾いてください。
さらに、トレモロは最初から使用せず、トレモロと指定してある部分はダウンピッキングで弾いてみましょう。
いきなりトレモロで弾くとガチャガチャして、リズムがわからなくなってしまいますので。

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ところで、音楽(特に楽譜)の基本的なことが書いてある本といえば「楽典(がくてん)」ですが、
「やさしく学べる・こどもの楽典<課題と問題集>解答付(山本雅之著、ドレミ楽譜出版社¥972)」が、わかりやすくて、

子供だけでなく大人の初心者にもおススメです。

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