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46.独学

主に合奏という形態で発展してきたマンドリンを最初からまったく独学で習得する、という方は少数派だと思います。

マンドリンの場合は、学校あるいは社会人などの団体(合奏)に入ってから始めるという方が多いため、そのクラブの

先輩や指導者などに手ほどきを受ける場合が多いですね。しかし、その後は独学という方がほとんどでしょう。 もちろん独学で楽しめれば良いのですが、独学による弊害(?)もあるようです。 今回、独学で陥りやすい点を列挙しますので、独学でがんばっている(?)方は参考にしてみてください。

また、現在、個人レッスンを受けている立場の方も参考にしてください。 今は習っていても、いずれは独学になるわけですから。 ●楽譜の読み違い 楽譜というか、音符の読み違いが多々あります。特に速いパッセージなどは単純な長音階のときもありますが、

そうでないときもあります。ウソも100回言えばホントになります。 最初の音取りのときはゆっくりしたテンポで弾き、正しい音を出して、正しい音を覚えましょう。 あと、発想記号なども、楽語辞典やインターネットを使って、意味をちゃんと調べましょう。 「なにか書いてあるなぁ。」じゃ困ります。 ●テンポがおかしい やさしいところは速く、弾きにくいところは遅くなりがちです。メトロノームを使って練習しましょう。 メトロノームは出来れば、電子式の方が正確なので電子式をお奨めします。 まずはメトロノームを使って本来のテンポを知ってから、自分の弾きやすいテンポに設定していきましょう。

いきなり速く弾くと、前述のような音符の読み間違いの原因のひとつにもなります。 例えば、アレグロだから四分音符=120以上とか単純に決めつけないようにしましょう。 十六分音符が続くような作品では、四分音符=80なんてこともあります。 あくまでもイタリア語の「アレグロ」は日本語で「速い」という意味であり、「四分音符=120以上」という意味ではありません。 ただし、「四分音符=80」で「速く」聴こえなかったら、「アレグロ」にはなりませんけどね。 ●いきなりトレモロは使わない 特に初心者の方は、トレモロで弾くような長い音符も、まずはトレモロ部分をすべてダウンで弾いてみましょう。

いきなりトレモロを使うと、ガチャガチャしてリズムがわからなくなります。 ●なぜ弾けないのか、間違えてしまうのか、考えながら練習する 弾けないからといって、同じところをガムシャラに何回も何回も繰り返し練習したりしていませんか? もちろん、そのような反復練習も必要ですが、その前に、なぜ弾けないのか考えましょう。 ---------------------------------------------------------------------------- ところで、マンドリンが盛んな地域とそうでない地方では同じ独学といっても、環境によって、かなり差があると思います。 盛んなところでは、先生に習っていない独学でも、周りにお手本とすべき人がたくさんいますが、田舎ではマンドリン人口

自体が少なく、ホントの独学になってしまいますから。 子供の進学と一緒ですね。出来れば、よりレベルの高い学校に行かせるでしょう?


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