36.消音

April 10, 2017

マンドリンを弾く皆さん、音を出すことには熱心ですが、音を消すこと=消音 には無関心な方が多いですね。
マンドリン系の楽器は音の減衰が早いので、音が消えたと感じているのでしょうか?
よ~く耳を澄ましてみてください。
ちゃんと消音しないかぎり、音は残ったままなんです。
それではまず、消音の基本的な方法から。

●消音は99パーセント左手で行う。
なぜなら左手の方が右手でやるより、素早く確実に消音出来るからです、多少難しいですけど。
かなり弾ける人だと思っている方でも、右手で消音している光景はなぜか異様に見えてしまいます。

●開放弦の場合
弦に軽く左指(どの指でも結構です)を触れて鳴りを止めます。このとき、軽く触れないと逆に音が鳴ってしまいます

(ハンマリングという状態)。

●開放弦でも次の音が同一弦上の場合、次に押さえる指で消音する
例えば、第1ポジションで、3弦(D線)の開放弦(レ)の次の音が同じ3弦(D線)上のE(ミ)だったら、1指(人差し指)で消音します。

F(ファ)だったら2指(中指)、G(ソ)だったら3指(薬指)で。

●押さえている音の場合、押さえている指の力を抜く
力を抜くだけです。指を弦から離してはいけません。いきなり離すと音が鳴ってしまいます(プリングオフという状態)。

初心者の方は、押さえる指の力を抜くと指が弦から離れてしまいますが、そこはガマン。

離す必要がある場合は消音してから=力を抜いてから、離しましょう。
力を抜くときも一気に素早く抜きましょう。ジワ~と力を抜くとボヨヨ~ンとした雑音が出てしまいます。

●消音用の指を用意しておく
これはソロを弾くときなどに多いのですが、和音を処理するときですね。
和音を消す時ってそれこそ、左手じゃなくて右手で消す方が多いような気がするんですけど、最初に書いたように

早く確実に消せるのは左手なので、消音用に指を用意しておくんです。

例えば、Gコード(低音弦からソ、レ、シ、ソ)の場合。
1指(人差し指)が2弦(A線)を、2指(中指)が1弦(E線)を押さえています。3弦(D線)と4弦(G線)は開放弦です。
この場合、1,2弦は指の力を抜けば消音されますが、開放弦の3,4弦の音は消えません。
そこで、余っている指である左手の3指(薬指)か4指(小指)で全弦を覆うようにして消音します。
このときのイメージは、燃えているものを消火する時に被せる濡れタオルのような感じですね。
すばやく、でもやさしく。濡れタオルをバサッと被せると火が飛び散ってしまい、延焼してしまいますね。

延焼は避けたいものです。
このとき、押さえている1指(人差し指)や2指(中指)を離して3,4弦の消音をしてはいけません。
気持ちはわかりますが、余っている指を予め準備しておいて、消しましょう。
このGコードのように消音しやすい和音もありますが、消音しにくい和音の場合も押さえ方を工夫して出来るだけ

左手で消音するようにしましょう。

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