35.速弾き

「早弾き」ではありません。もちろん「早退き」でもありません。 「速弾き」つまり、速く弾くこと、です。 マンドリンの特性のひとつに「機動性」というものがあると思うんです。 トロトロした作品をトレモロでトロトロと弾くばかりじゃ、弾いている方も、聴いている人もつまんない。 もちろん、トレモロで朗々と歌い上げるのもマンドリンの魅力ですが、速いパッセージを目の覚める様なスピード

(どんな速さだ?)で弾き切ってしまうのも、カッコいい~! ただ、速いと言っても、限界がありますけど、四分音符=120くらいを確実に十六分音符で弾けることの方が

現実的かつ実用的ですね。 ムチャクチャ速いところなんて、瞬間的に動けばいいんです。 そこで、どのようにしたら「速弾き」が出来るようになるのか考えてみましょう。 ●右手に左手を合わせる感覚で弾く。 これは当コラムの~4.「なぜ弾けないのか?」(左手編)~にも書いています。 実際は左手の指を押さえてから、右手のピックで弾くのですが、 感覚としては右手に左手を合わせる感じで、右手の動きを止めずに弾いてみましょう。 まず、開放弦で、右手だけ一定の速さでダウンアップの連続で動かします。 次に、左手をはめていきます。 最初は右手が止まってしまいます。 それは左手を押さえてから右手が動こうとするからです。 そこでも、構わず、右手の動きを止めずに弾いてみましょう。 でも、左手がついてきませんね。音がプチプチ切れてしまう。 しかし、これを根気良く(これがなかなか出来ない)、ゆっくりから続けてみましょう。 そのうち左手が右手についてくるようになる、はずです。 ●左手がついてこない方は左手の瞬発力をつけましょう。 その前に左手の握力をつける鍛え方の一例を。 左手を思い切りジャンケンの「パー」の手にします。 次に思い切り「グー」の手にします。 これを最初はゆっくり、だんだん速く「パー」と「グー」を繰り返します。 10回もやるとクタクタになりませんか? 慣れてくると疲れにくくなります。最低限の握力がないと、瞬発力もつきません。 ●あと、弾いている時って、押さえることばかりに気が行っていませんか? 左手で押さえないと音が出ないのは当然ですが、離さないと音が出ないときも多いんですよ。

いわゆる、「子離れ」ならぬ「指離れ」が悪いと「速弾き」は難しいです。

指を離すことも意識して弾くと、今まで弾けなかったフレーズも弾けるかもしれません。 ●これは「速弾き」に限らないのですが、自分が出した音をよく聴く事、ですね。 ときに、耳の中に優秀なフィルターをお持ちの方もいらっしゃるようで。 酷い音も、ものすご~く綺麗な音に変換してくれるフィルターなんですけどね。 右手と左手のシンクロ(同期)が、速い時でもゆっくりの時でも重要ですが、いずれにしても自分の音を

よ~く聴く事が大切ですね。


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