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30.とりあえず、マンドリン二重奏やってみませんか?

ことあるごとに書いていますが、マンドリンで独奏をやっている人はマンドリン人口の1パーセントもいるのかしらん?  ここでいう独奏とはマンドリン1本で弾く無伴奏のことではありません。 独奏といってもヴァイオリンやフルート等と同様に、ピアノやギターの伴奏が付くことです。 もちろん、全くひとりで演奏する無伴奏マンドリン(古くは「デュオ」と言っていました。ひとりなのに何でデュオか?

というと、1人で2人分~メロディーと伴奏など~弾くからです。でも、ちょっと変な言い方ですね。)というジャンルもあるのですが、これは特殊なものと考えていいでしょう。 それにしても、あまりにも独奏に関心の無い人が多いのは、なぜなんでしょう? マンドリンは合奏用の楽器なのでしょうか? しかし、唐突に「独奏、やってみません?」と勧められても難しいですよね。 その理由は以下のようなことが考えられます。 ①パートナーがいない? これは伴奏してくれる人が身近にいない、という意味です。マンドリン合奏団に所属していれば、ギターを弾く人はいても、

ソロの伴奏まで出来る人は少ないようです。ピアニストを探すのも大変でしょう。 ソロは上手に弾けても、伴奏も上手く出来るピアニストはそんなにいませんから。 ②指導者がいない? 独奏を教えることが出来るマンドリンの先生って、ホントに少ないです。マンドリン人口に比べたら適正な数かもしれませんが。 ③弾きたくなるような独奏曲が少ない? これは無伴奏曲は特にそうですが、マンドリンのために書かれた独奏曲のレパートリーは不足していますね。

結果的にマンドリンオリジナル以外の作品に頼らざるを得ない場合も少なくないですね。 理想を言えば、技術的にはそんなに難しくなくて、かつメロディアスなもの、そして聴き手に受けるもの。 よく私も尋ねられるのですが、そんな作品があったら教えていただきたいぐらいです。 ④技術が足りない? 独奏曲には必然的に和音や重音が多くなりますね。合奏ではdiv.したりして、和音を避けられても、それらをいきなりひとり

で弾くのは難しいですね。 このような理由で、マンドリン2本によるマンドリン二重奏は、合奏団の同じパートのお友達などと一番手軽に出来る組み合わせかもしれませんね。正確にはアンサンブルですけど、そのパートを独りで弾くという意味では独奏と言えるでしょう。 現在ではいろんな二重奏の楽譜が出版されていますので、試してみてはいかがですか? その後、マンドリン独奏にも興味が湧いてくると、また違ったマンドリンの楽しみ方が出来ると思いますよ。


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