25.美しい音色とは?

「マンドリンの魅力って何ですか?」と聞かれたら、皆さんは何と答えますか?

私は月並みですが「美しい音色です。」とお答えしています。 それでは、その美しい音色とは、具体的にどんな音なんでしょう? マンドリンの音色を私流に表現すると「金属音の中に木の音がする。」 金属音ばかりで木質の音がしない楽器はマンドリンとしての魅力がないってことです。 その逆も困りますけど、金属音と木の音のほどよいバランスということでしょうか。 さらに美しい音色とは「音の粒が揃った音色」であると思います。 したがって、私は演奏するときにいろんなことに気を使っていますが、「音の粒を揃えること」に一番神経を使っています。 きれいなトレモロなどはその典型例ですね。適度な速さで、コロコロとひとつひとつの出てくる音の粒が揃っていると、

本当に美しい。 トレモロは持続音ですから、音の粒を揃えるのは比較的易しいのですが、これがピッキング(スタカート)となると左手の

関係もあって、音の粒を揃えるのはかなり難しいです、私の場合。

右手の微妙なコントロールも必要になってきますね。 「音の粒を揃えること」は私の一生の課題かもしれません。 ピックが弦(表面板)に対して平行かつ垂直に当たらないと、美しい音は出ない、とよく言われますし、レッスンでもそのように

生徒さんには伝えています。 しかし、私はどうもそのようにはピックが当たってはいないみたいです。 擦り減ったピックを見ればわかるのですが、私のピックは多少、斜めに削れていきます。 ピックがキチンと弦に当たっていることを確認しながら弾くのは当然のことながら、それ以上に「音の粒を揃えること」を

力説しています。 音は振動の状態から、「純音」(倍音を含まない、音叉の音など)、「楽音(がくおん)」、「噪音(そうおん)」の3種類に

分けられます。 ピックが弦に当たる雑音は「噪音」にあたりますが、ある程度はどうしようもないものです。 私は「噪音」より「楽音」の音量が上回ればいいと思います。 もちろん、雑音は少ないに越したことはありませんが、ゼロにはできないものだと思います。 ピックが弦に当たる音がただの「雑音」と捉えられるか、それとも演奏上の「味」(効果音みたいなもの?)に捉えられるかは、

その人の持つ演奏力(音楽力)のような気がするんです。


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