17.「教えることは学ぶこと」

「教えることは学ぶことである」とは昔から言われてきたことですが、40過ぎると身をもって体験する、

実感するということが多くなりましたね。 マンドリンを教え始めた頃は教え方がわからないというか、なぜ生徒さんが弾けないのかが わからないということが多かったです。 「私は弾けるのに、アナタはなぜこんな風に弾けないの?」みたいな。 しかし、無理もありません。 マンドリンの「弾き方」は習っても、マンドリンの「教え方」は習っていなかったわけですから。 知り合いの学習塾の講師の方も、いわゆる有名大学を出た方なんですが、やはり最初は教え方がわからなかった、

生徒がわからない理由がわからなかった、と言っていました。 しかし教えていくうちに、生徒が何がわからないかがわかったので、教えやすくなったとも語っていました。 初心者はともかく、マンドリンが上手に弾けないから、上手になりたいから、わざわざレッスンに来るわけで、

「練習不足だから弾けないんじゃないですか?」では良い先生とはいえませんね。 もちろん、練習不足の場合もありますけど。 具体的に「何が足りなくて(何が原因で)その人が弾けないのか?」を先生としては考えないといけないと思います。 例えば、形式を把握していない、拍子を数えながら弾いていない、音名を歌いながら弾いていない、ポジション取り

がうまくない、無駄に左手の小指を使っている、逆に全く小指を使わない(使えない)、右手の振り幅が足りない、等々。 実際、マンドリンを教えていて、逆に生徒さんから教わることも多いですね。 それらが、正しいかどうかは別にしても、「へ~、そんな運指もあったんだ~。」とか、 「そんな解釈も、ありなのね。」等々。 20年前は教え方がよくわからなかった私も、今では何とか教え方もわかってきたかしらん? しかし、まだ私の力不足で手に負えない生徒さんもいるんです。 「十人十色」というように、生徒さんにもいろんなタイプがいます。そういうときは自分の無力さを 痛感し、先生業というものは経験が必要だなぁ、とつくづく思う今日この頃であります。


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