17.「教えることは学ぶこと」

April 10, 2017

「教えることは学ぶことである」とは昔から言われてきたことですが、40過ぎると身をもって体験する、

実感するということが多くなりましたね。

マンドリンを教え始めた頃は教え方がわからないというか、なぜ生徒さんが弾けないのかが
わからないということが多かったです。
「私は弾けるのに、アナタはなぜこんな風に弾けないの?」みたいな。
しかし、無理もありません。
マンドリンの「弾き方」は習っても、マンドリンの「教え方」は習っていなかったわけですから。

知り合いの学習塾の講師の方も、いわゆる有名大学を出た方なんですが、やはり最初は教え方がわからなかった、

生徒がわからない理由がわからなかった、と言っていました。
しかし教えていくうちに、生徒が何がわからないかがわかったので、教えやすくなったとも語っていました。

初心者はともかく、マンドリンが上手に弾けないから、上手になりたいから、わざわざレッスンに来るわけで、

「練習不足だから弾けないんじゃないですか?」では良い先生とはいえませんね。
もちろん、練習不足の場合もありますけど。

具体的に「何が足りなくて(何が原因で)その人が弾けないのか?」を先生としては考えないといけないと思います。
例えば、形式を把握していない、拍子を数えながら弾いていない、音名を歌いながら弾いていない、ポジション取り

がうまくない、無駄に左手の小指を使っている、逆に全く小指を使わない(使えない)、右手の振り幅が足りない、等々。

実際、マンドリンを教えていて、逆に生徒さんから教わることも多いですね。
それらが、正しいかどうかは別にしても、「へ~、そんな運指もあったんだ~。」とか、
「そんな解釈も、ありなのね。」等々。

20年前は教え方がよくわからなかった私も、今では何とか教え方もわかってきたかしらん?
しかし、まだ私の力不足で手に負えない生徒さんもいるんです。
「十人十色」というように、生徒さんにもいろんなタイプがいます。そういうときは自分の無力さを
痛感し、先生業というものは経験が必要だなぁ、とつくづく思う今日この頃であります。

 

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